留学や大学院進学などでTOEFLの勉強をしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、TOEFLの単語はTOEICなどど比べるとよりアカデミックなものが多く、非常に難易度が高いことがハードルになりがちです。
今回は、私が留学前にTOEFL80を取るために実践していた「英単語の覚え方」と「語彙力を上げるために行ったこと」についてをご紹介します。
TOEFL対策で実際に使った英単語帳
私が留学前のTOEFL対策で使った単語帳は「TOEFLテスト英単語3800」の1冊のみです。TOEFLテスト英単語3800は定番と言っていいほど多くの英語学習者が使用している単語帳です。
内容は非常にシンプルで、目標とするTOEFLスコアに合わせて必要な英単語のパートが別れています。自分の目標に合わせてどこまで覚えればいいのかわかりやすいので、とても使いやすいです。
英単語を覚える上で大切なこと
目標と学習スケジュールを立てる
英単語の暗記は長期戦なので、目標とスケジュールを立てることが必須です。
目標やスケジュールなしに始めてしまうと、英単語の勉強に飽きてしまい、いつの日か英単語帳にも触れることがなくなることも。(実際に私もその体験をして、苦労したことがあります。)
自分のモチベーションコントロールのためにも、英単語の勉強を始める前に行うことを強くおすすめします。
*各ランクの単語数は800~1000語で、ランク3はTOEFL iBT100点前後までの単語を収録しています。
すぐには覚えられない
当然ですが、膨大の量の単語はすぐには覚えられません。また、覚えてもすぐに忘れてしまいます。「この前勉強したのにもう忘れている」という経験は誰にでもあるはずです。
エビングハウスの忘却曲線で知られているように、人間は覚えたことでも反復して学習しないと忘れてしまう生き物です。
英単語学習においてはこのことを頭に置いて、短期的な結果だけではなく長期的な結果を出すために努力するといいでしょう。
ただ暗記しようとしない
英単語はただ暗記すればすぐに使える知識ではない時があります。
リーディングでは文脈や意図、イメージを掴むことによって最終的に意味が理解できます。またリスニングでは、音と単語のイメージを結びつけて理解することによって最終的に何を言っているのかすぐに理解できるようになります。
したがって、語呂で覚えたり、単語を書いて覚えたりするいわゆる「暗記」は時に使い物にならないことがあることに注意してください。さまざまな場面で英語が理解&使えるようになるために、遠回りをしても英単語と向き合うことが大切です。
TOEFL英単語の覚え方
単語帳の回転数を増やす
1日の英単語に触れる回数を増やすことは、英語脳を作ることや新しい知識を覚えることに効果的です。とはいえ、1日で決めた量を覚え切って、次の日には同じ量の違う単語を覚えることはおすすめできません。
なぜNGかというと、単語を覚えることが目的ではなく、英単語帳をすすめることが目的になってしまう可能性があるからです。
もちろん、1日に何度も単語帳を勉強すること自体には問題がないです。しかし、忘却曲線や英単語が長期戦であることを踏まえると、もっと効率的な方法があることに気づくはずです。
1日で無理に覚えようとする必要はなく、1週間単位で区切りをつけることがおすすめです。
1週間のうち、毎日スケジュールが同じとは限りませんよね。日によって英単語に触れる時間に差が出てくるのは当たり前です。したがって、1週間で勉強量を調整することによって、日毎の差を埋めることができます。
覚えられない単語が出てきてもOK!とにかく単語帳の回転数を増やして、1週間で決めた量を覚えられるように努力することがポイント。
一つ一つの単語を完璧に覚えようとしない
とにかく英単語に繰り返し触れることによって覚えることが大切なので、覚えられない単語が出てきても問題ないです。
書いて覚えたりする方もいますが、あまりおすすめできる方法ではありません。試験で出てくる単語10語くらいならまた話は別ですが、TOEFL対策においては数千語覚える必要があるので一つ一つの単語に時間をかけている暇はないです。
単語を勉強するときは、単語の意味と例文を確認してすぐに次の単語に移ってください。一単語にかける時間は大体10秒〜20秒ほどで大丈夫です。
とにかく、「回転数を増やすことによって覚える」ということを意識することが大切です。
単語を覚えるコツ
英会話で覚えた単語を使ってみる
TOEFLを勉強している方なら、スピーキング練習でオンライン英会話を試したことがある方もいるでしょう。
覚えにくい単語などはオンライン英会話中に使ってみると、経験記憶が残り、次に単語帳で見た時に覚えていることが多いです。
私はネイティブキャンプ のフリートーク教材を使って、覚えにくい単語を使って覚えるようにしていました。
>> 公式サイト:オンライン英会話ネイティブキャンプ
画像検索する
Googleの画像検索で「単語+meaning」と検索するとイメージ画像が出てきます。イメージで覚えることで、単語を見たときに頭の中で理解しやすいです。
イメージで覚えるやり方の良いところは、具体的な意味を覚えられていなくても、ポジティブなのかネガティブなのかさえ知っていれば解ける問題があることです。
専門用語や意味が難しい単語に出会ったときはぜひ画像検索して、視覚的に覚えてみるといいでしょう。
単語が使用されている動画を見る
Youtubeで覚えられない単語を検索すると、どんな場面で使われているのかが視覚的にわかります。また、動画のストーリーと一緒に覚えることで、より楽に覚えることができます。
ただこの方法は時間がかかってしまうので、どうしても覚えられない単語に限って実践するのがおすすめです。
自分で文章を作ってみる
英単語には例文がついていることが多いですが、例文の中にも理解しにくいものもあります。そのため、難しい単語や覚えにくい単語の場合は、自分で文章を作って実際に単語を使うことが有効的です。
文法や内容が合っているかどうかは気にせずに、単語を使ってみることに集中しよう!
実際に英単語を暗記するのにかかった期間
暗記にかかった期間は大体6ヶ月程度です。ただし、全ての単語を覚えているというわけではなく単語帳の85~90%程度の単語のイメージや意味を理解している状態を指します。
やはり半年経っても苦手な単語はこの世に存在するので、その後も継続して単語帳を続けています。
単語は忘れて当たり前なので継続して勉強することが大切です。
まとめ
TOEFLの単語は難易度が高く、暗記に時間がかかります。
途中でめげてしまいがちですが、今できなくても継続して行うことで必ずできるようになります。
ぜひめげずに英単語と向き合ってください!
TOEFLスピーキング対策はネイティブキャンプ がおすすめです。単語学習と同時進行でTOEFL対策を行ってみてはいかがでしょうか。